安保法制(戦争法)が強行採決で成立してから1年が経過しようとしています。
私たち山梨9条の会は、「戦争させない・9条壊すな!」山梨実行委員会の構成団体として、毎月の19日集会に参加し、何回か責任団体となってこの運動を支えてきました。山梨実行委員会が働きかけて実現した野党統一候補宮沢由佳さんが7月10日の参議院議員選挙の山梨選挙区で与党候補に2万票以上の差をつけて勝利するという成果もありましたが、この選挙は全体としてみれば与党側に敗れたと評価しなければならないでしょう。
しかし、私たちと志を共にする市民運動の中から気運が生まれ、私たち市民が各党に働きかけて実現させた野党統一候補が実現していなければ、この選挙はもっと大差での敗北になっていたはずです。
一定程度の議席を占めた安倍自民党は、選挙中は口をつぐんでいた改憲への動きを早速開始しています。8月初旬に行われた内閣改造でも、憲法改悪を中心になって画策している「日本会議」につながるメンバーで内閣と党の主要人事を固める「単色化」(山梨日日新聞8月4日)が目立ち、極右の姿勢が目立つ稲田朋美を防衛大臣に起用しました。
私たちは、より危機が深まった情勢を受け、改憲を許さない闘いを強めるために、戦争法の具体的運用が問われる南スーダンをめぐる事情を学ぶと共に、自民党改憲案の危険な本質と、安倍が先ず手をつけようとしている「緊急事態条項」について学ぶ次のような特別集会を予定しています。
◆戦争法強行1周年特別集会
場所 ぴゅあ総合大会議室
内容 学習① 「南スーダンの現状と駆けつけ警護」
清水俊弘さん(日本国際ボタンティアセンター前事務局長)
学習② 「自民党改憲案の本質と緊急事態条項」
椎名慎太郎さん(山梨9条の会代表世話人)
訴え 「戦争させない・9条壊すな!」山梨行動実行委員会の今後の闘い
深沢久さん(実行委員会事務局長)
発言 交渉中