山梨県9条の会

「山梨9条の会」は、日本国憲法第9条を守るため、「9条の会」の「アピール」に賛同し、これを山梨県内に広めることを目的としています。

2015年07月

 日頃、憲法9条の目的とする平和で心豊かな日本社会の実現を目指して政治状況に関心を持ち続け。実際にさまざまな活動をしておられるみなさまへ、
山梨県
9条の会、山梨女性9条の会から下記の3のお願いを申し上げたいと思います。

 国会での論戦で安倍首相をはじめとする政府与党側は安全保障法制案(戦争法案)について、説得力ある説明が全くできないばかりか、これを批判的に報道するマスコミを「潰す」と公言し、批判的内容の放送や新聞への広告をやめさせようとするなど、危険な本質をさらけ出す行動をして顰蹙をかっています。
 

 64日の衆院憲法審査会では、与党推薦者もふくめて3人の憲法学者全員が「審議中の安保法案は違憲」と述べ、世論に大きな影響を与えました。620日に行われた県弁護士会主催の憲法市民集会には市民約1000名が結集し、集会のあと甲府駅北口広場から防災新館の南側を回って南口まで法案反対のパレードを行いました。
県内最大規模の集会が実現できたことは、この危険な法案成立を阻止する上で、大きな意義があったと思います。

 一方、政府与党は国会の会期を非常識な長期間延長して、なにがなんでもこの法案成立を図る構えです。数の力でこの危険な法案が成立することを許してはなりません。
私たちは、この夏を越えて、秋口までの長い闘いを覚悟する必要があります。そこで、皆様にお願いがあります。

 
 

■1 弁護士会の憲法市民集会(620日)に連帯して集会成功をお手伝いした「戦争させない・9条壊すな」山梨実行委員会(山梨県9条の会、山梨女性9条の会はこの実行委員会に参加しています)では、

87日午後5時半から甲府駅南口信玄公銅像前で短い集会のあと、パレードを予定しています。

この集会に参加を呼びかけます。
 

■2 同封いたしました請願文書にご自身と、可能であれば周囲の方々のご署名を集めて、725日までに同封の封筒にて(切手は各自でお願いいたします)ご返送くださるようお願いいたします。
 

■3 山梨県9条の会は少数の有志で運営している団体です。郵送費や新たに大幅な改善を計画しているホームページ(若者に訴えるにはこれが重要だと考えています)作成などのためにかなりの費用が必要です。
皆様のご支援をいただきたく、振替用紙を同封いたしました。
11000円で何口でも結構ですので、カンパをお願い申し上げます。

 


2015
714

山梨9条の会」代表世話人 椎名慎太郎

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 本日正午、自民、公明の両党は衆議院安保法制特別委員会において、国民の多数が反対、あるいは理解不可能としているにもかかわらず、いわゆる安全保障法制案、私たちの呼び方では「戦争法案」の強行採決を行った。

この戦争法案は、「国際平和支援法案」と「武力攻撃事態法改正案など
10本の法律改正案を束ねた「平和安全法制整備法」から成っており、昨年7月1日に閣議決定された「集団的自衛権の行使容認」を法制化したものである。

これによって、
これまで個別的自衛権の発動に限定されていた自衛隊の活動を、新たな3要件なるものを示して、こういう条件があれば武力の行使ができると、これまでの枠をおおきく踏み越えた軍事活動に道を開くことを目的としている。これまでの衆院での審議過程で、この3要件なるものはきわめて曖昧であって、時の権力者の主観でどのようにも判断できるものであり、自衛隊の海外進出、武力行使になんらの歯止めもないことが明らかになった。

もとより、この法案は専守防衛を定める憲法9条に違反しており、決して許されるべきものではない。

 

 われわれ「山梨9条の会」は、アジアにおける多くの人々に犠牲を強いた15年戦争の反省のうえに成り立っている憲法9条を守り抜き、人々が平和のうちに暮らすことのできる環境を守るために山梨県民により結成された会である。
このような本会の趣旨目的からするならば、今回の強行採決は決して容認することはできず、抗議するとともに、本法律案の撤回を強く要求するものである。本会は如何なる状況にたち至ろうと本法律案の廃案のために全力を尽くすことを宣言するものである。
 


2015
715

山梨9条の会 呼びかけ人代表  椎名慎太郎

連絡先09025539092

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