2014614日午後、樋口陽一憲法講演会第4回実行委員会が開催され、511日の「山梨・憲法を学ぶ会」の総括を行いました。

会場につめかけた約
500名の参加者は、ほぼ満足し、9条を生かし、70年近く掲げてきた平和主義を世界に新たな意味を込めて発信する決意を新たにしたと思います。

 

 樋口先生の講演「『戦後レジームからの脱却』の危うさ―未来に対する私達の責任」は、安倍首相のいう「脱却」が、戦後レジームにとどまらず、近代日本からの脱却であり、西欧世界が共通の価値観としている普遍的なものからの脱却であるということ、
イギリスの雑誌『エコノミスト』は「安倍政権を保守というのは、歴史修正主義への執着を見誤る。急進ナショナリスト内閣だ」と言っていること、
アメリカでさえいまの安倍政権の方向性を疑問視していること、などを分かり易くお話して下さいました。

菅原文太さんは樋口先生とのトークで、「戦争は誰も幸福にしない、戦争をしてはいけない」と体験にもとづいてしみじみとお話されました。

 

 参加者の感想には、樋口先生のお話がよく理解できたこと、文太さんのお話に感動したこと、大学という会場でじっくりと学べたことがよかったことなどが綴られていました。

 

 実行委員会の中で、この運動の継続として、815日を目標にした「意見広告運動」をしようと提案があり、「実行委員会有志」の提案として、各方面にアピールすることが確認されました。