山梨9条の会が参加団体として加わっている「『戦争させない!9条壊すな』山梨行動実行委員会」は、「山梨護憲の集い」及び「北富士共闘会議」と共同主催で、
9月1日に「北富士での日英共同軍事訓練に反対する市民集会」を開催しました。

場所は、富士北麓の「道の駅なるさわ」の入り口で、当日は200人が集まりました。


当日採択された反対決議で、三団体は次の4つの反対理由を挙げました。


① この軍事訓練は、安倍内閣が強行成立させた安保法制(戦争法)に基づく集団的自衛権行使を具体化するものであり、日本国憲法の平和主義に反する。

② この軍事訓練は、北富士演習地使用協定に違反する。この協定では、米軍以外の第三国の軍隊の使用を認めていない。これは、山梨県も富士吉田市、山中湖村、忍野村も認めていることである。

③ この訓練は、国際法にも違反する。日本は英国と安保条約も地位協定も結んでいないので、英国陸軍は日本に上陸することが出来ない。これを許したら、どこの国の軍隊でも日本で軍事訓練することが可能になってしまう。

④ この訓練は、朝鮮半島での非核化を実現し、軍事的対立をなくす外交努力に逆行し、平和実現への流れに水を差すものである。


 我々は、とくに第一の理由を重視したいと思います。日米の共同軍事訓練も歓迎できないものですが、日米安保条約で米軍は日本を防衛することになっています。だが、英国軍が日本を防衛することはありえません。日英の軍隊が共同行動をするとしたら、それは、中東やアフリカなど、外国での戦闘です。自衛隊が、外国で軍事行動をすることを日本国憲法はゆるしていません。

 反対決議では、山梨県知事や地元自治体の首長がこの違法で理不尽な「日英共同軍事訓練」に反対する意思表示をすることを求め、日本政府・防衛省がこの「訓練計画」を撤回することを求めています。


IMG_20180901道の駅なるさわ