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2月19日午後6時から、「ぴゅあ総合」大研修室で、「安倍改憲NO! 3000万署名山梨市民アクション」のスタート集会が、定員180名をほぼ満席にする参加者を集めて開催された。

冒頭の経過と情勢報告で、準備委員会の椎名愼太郎委員は、昨年9月に中央で、瀬戸内寂聴さん、なかにし礼さん、澤地久枝さんら著名人19人を発起人として「安倍改憲NO! 3000万署名全国市民アクション」が設立されたこと、これには、これまで他団体との共闘をしてこなかった「九条の会」が、「戦後日本と憲法の最も大きな岐路である」として、加わっていること、3000万という署名の目標数には、昨年10月の総選挙で投票した5575万人の過半数を超える数字であり、これだけの署名が集まれば、いかに暗愚な安倍首相も発議を諦めるであろうという根拠があることなどを報告した。


今回、小さな違いを乗り越えて、「安倍改憲阻止」という1点で圧倒的多数の結集を実現するために、これまでこの種の活動で名前を出して来なかった方々も呼びかけに加わってもらおうと、準備関係者が懸命の掘り起こしを行い、109名という、目標を超える多様な呼びかけ人を集めることができた。

呼びかけ人の共同代表には、若手弁護士の雨宮拓真さん、学者代表として伊藤洋元山梨県立大学長、実業界から後藤臣彦さん、市民運動から菅原文子辺野古基金共同代表の4名が決まった。伊藤洋共同代表は登壇して、小学校1年の時に新憲法が制定されたというラジオ放送を聞いた記憶から、70余年を経て、この憲法が危機にあることを感慨深く語り、安倍改憲阻止に一致して立ち上がろうと参加者に呼びかけた。

集会には県内政党関係者も参加した。野党統一の参議院議員宮沢由佳さんは公務で出席できなかったが、思いのこもったメッセージが代読された。その後、民進党、共産党、社民党など5党の代表が壇上に並び、時間の関係で民進党の飯島県幹事長と共産党の花田県委員長が代表であいさつをした。

このあと、各地域で3000万署名に取り組んできた方々が、各自の経験を語り、市民アクションの結成宣言と行動提起を確認して、スタート集会は無事終了となった。