山梨県9条の会

「山梨9条の会」は、日本国憲法第9条を守るため、「9条の会」の「アピール」に賛同し、これを山梨県内に広めることを目的としています。

最新情報

「5・3憲法集会inやまなし実行委員会」と「戦争させない・9条壊すな!山梨行動実行委員会」
が一体となって準備してきた『5・3憲法集会inやまなし』
5月3日午前11時から甲府駅北口よっちゃばれ広場で開催され、1050名が参加して
「戦争法廃止」
「憲法改悪阻止」
「参院選野党統一候補勝利」
の決意を参加者全員で確認したあと、南口経由で甲府市役所まで賑やかにパレードを行った。

この憲法集会は、これまで平和を希求する陣営が二手に分かれて開催してきた集会を、初めて統一して開催したもので、戦争法廃止を求める市民運動の盛り上がりで実現したものといえる。


盛り上がった統一集会

集会に先立って、10時半ごろから金野奉晴さんの指導で、「ふるさとは今もかわらず」や「手のひらを太陽に」などを歌う「うたごえコーナー」が進む中で参加者が急に増えた。

集会は実行委員会の椎名慎太郎代表(山梨9条の会代表世話人)の挨拶で開会し、
賛同人代表の伊藤洋さん(山梨大学名誉教授)、県弁護士会長松本成輔さん、そして、参院選野党統一候補として出馬予定の宮沢由加さんの順で挨拶をした。
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松本会長は、「安保法制は究極の人権侵害である。県弁護士会は廃止の活動をいっそう強める」と力強く語った。
宮沢さんは、子育て支援活動に長く関わってきた経験から、「安部首相は子どもたちの手に武器を握らせようとしている。未来ある子どもたちのために、国が間違った方向に行かないように頑張る」と決意を語った。
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これに続いて、各界代表が演壇前に並んで、一人2~3分で各々の決意や抱負をリレートーク式でスピーチした。

  1. 「山梨護憲の集い」から山田厚さん
  2. 「山梨憲法会議」から加藤啓二さん
  3. 「平和センター」代表手塚仁さん
  4. 「共同センター」代表千葉ようこさん
  5. 連合会長中澤晴親さん
  6. 「上野原9条の会」から小杉きくよさん
  7. 「安保関連法に反対するママの会」から菅原幹子さん
  8. 青年を代表してYDA(Yamanashi DemocraticAction)の中谷保喜さん
  9. 「四人から始める本気の会」の持原ひろみさん
以上であった。

続いて、3人の方からのメッセージが読み上げられた。
メッセージを下さったのは、衆議院議員中島克仁さん、元公明党副委員長で現在は茨城県市民連合共同代表として安倍政権に批判を強めている二見伸明さん、故菅原文太さんの夫人で県内で農場を経営している菅原文子さんである。

二見さんは、「立憲主義は民主主義国家の大原則です。これを無視し続ける安倍内閣は、ファッショ内閣であると断ぜざるをえません」「皆さん、安倍政権を倒し、改憲の野望・欲望を木っ端微塵に粉砕しましょう」と呼びかけた。

集会の最後に、別添の集会アピールを採択し、パレードにうつりました。
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◆賑やかにパレード

参加者は北口広場から舞鶴陸橋を渡って甲府城の脇の坂を降り、甲府駅南口から平和通を南に向かい、甲府市役所の先を曲がって市役所脇広場までパレード、
「立憲主義を取り戻そう!」、「「戦争法は絶対廃止!」、「選挙に行って政治を変えよう!」
などのシュプレヒコールをくり返し叫んで、沿道の人々にアピールした。

先頭が広場に着いてから最後尾が来るまで、10分以上かかるという、大勢の参加者が印象的であった。





◆集会アピール

歴史を創るのは私たち・・・参院選勝利で憲法改悪を止めさせよう!

昨年9月、安倍政権は国民の大きな反対の声を踏みにじり、憲法の平和主義を破壊し、立憲主義をないがしろにする「安保法制=戦争法」を強行しました。
アメリカの軍事戦略に進んで組み込まれ、アメリカの要請で、自衛隊をいつでもどこへでも派遣する「安保法制=戦争法」は憲法違反であることは明らかです。

「憲法9条の下では集団的自衛権は行使できない」という戦後60数年にわたる政府の憲法解釈を、一内閣の勝手な判断で覆すという立憲主義破壊の暴挙です。TPPや沖縄の問題を見ても、アメリカに従属する安倍自公政権が、国民の生命も暮らしも人権も守れない政権であることは明らかです。


しかし国民は決して負けていません。「安保法制=戦争法」廃止のために国民的な闘いが列島各地で続いています。主権者として民主主義を前進させる闘いが始まっています。

戦後かつてない新しい市民運動、国民運動が沸き起こり、各地域で豊かに発展しています。
憲法とは何か、民主主義とは何かをあらためて問い直しています。とりわけ多くの若者たちがこの闘いに参加していることに大きな希望を感じます。

このうねりが、いま全国各地で野党共闘に結実しています。参議院選挙の32の一人区のうち18選挙区で野党共闘が成立し、さらに広がりを見せています。山梨でも4野党の粘り強い話し合いの中で、「安保法制=戦争法」廃止、安倍政権打倒、子育て・介護・教育・雇用の課題解決などを柱に合意が成立し、参院選挙区選挙で宮沢ゆかさんを統一候補として擁立することになりました。

私たちはこの野党合意を歓迎し、共に力を合わせて参院選挙での勝利のために奮闘し、安倍政権の明文改憲の企みを断念させようではありませんか。

国の主人公は私たち国民です。
日本国憲法で謳われた「平和に生きる権利」「幸福を追求する権利」を真に実現するのは私たち主権者が自ら声をあげ続けることです。

多くの皆さんと連帯して山梨の地でも、「安保法制=戦争法」廃止の声を大きくあげていきましょう。7月の参議院選挙に向けて、立憲主義・民主主義を取り戻す大きな共同の輪を広げていきましょう。

2016年5月3日
5.3憲法集会inやまなし参加者一同 

これまで護憲勢力が二派に分かれて憲法記念日の行事をしてきた山梨で、統一して憲法集会をすることになりました。

いうまでもなく、これまでにない憲法の危機、単に
9条だけでなく、立憲主義や民主主義という、近代国家に共有してきた普遍的な価値観さえも否定する安倍政権と政権与党の憲法観に対抗するためです。

自民党の憲法の勉強会で講師をしてきた憲法学者の小林節さんは、「自民党案なら日本は先進国の資格を失う」と危機意識を語っています。誰も疑わない日本憲法学の第一人者樋口陽一さんは、「自民党憲法案は、明治憲法回帰どころではない、慶安の御触書への逆戻りだ」と言います。


 

 やまなし9条の会は、この未曾有の日本国憲法の危機に遭遇して、当面はこの憲法集会の成功と、7月の選挙での野党統一候補の勝利に全力を傾けることにしました。

山梨で野党統一候補が実現した背景には、私たち市民運動の各党への粘り強い働きかけがありました。今度の参議院選挙で与党が
3分の2を占めることを阻止できれば、少なくとも3年間は安倍の身勝手かつ幼稚な改憲のもくろみを阻止することになるからです。7月選挙の運動が実質的に開始する5月に、大結集で安倍政権の出足を止めましょう。




国の主人公は私たち!平和といのちと人権を!

53憲法集会in やまなし

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昨年9月、政府・与党は安保法制(戦争法)を、広範な国民の反対・疑問を押し切り、強行採決で成立させました。時の政権が、憲法を勝手に解釈し、憲法違反の法律をつくることは、立憲主義、民主主義を破壊するもので許すことはできません。これに対し、空前の反対運動が全国各地でまきおこり、「戦争する国づくり」許さない平和を求める声が、今

も日本中に広がっています。




明日の日本は主権者の私たちが創る!声をあげましょう!
2016年5月3日(火・憲法記念日)
11:00~12:00
集会後パレード
甲府駅北口よっちゃばれ広場


主 催  5.3憲法集会inやまなし実行委員会

          戦争させない・9条壊すな!山梨行動実行委員会

          私たちも賛同します! 

2016年2月20日、
天気予報通り大粒の雨が降る中、
最終的にはNOSAI会館研修室が満席に近い247名が結集し、
戦争法廃止への決意を新たにした。
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会は金野奉晴さんご夫妻の指導する歌声で始まり、主催者挨拶のあと、4団体の活動報告を受けた。P2200327p16220金野3
報告したのは、
①ママの会@山梨の深田智子さん
若者の代表として、YDA(ヤマナシ・デモクラシー・アクション)の雨松拓真さん
戦争させない・9条壊すな!山梨市実行委員会の矢崎勉さん
④武川・
白州9条の会の平賀千賀さん
の4名。

とくに深田さんは小学生の娘さんと一緒に登壇して、「
この子を殺させないために」と強くアピールした。

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小森陽一さんは、前日の2月19日に、
野党5党が戦争法廃止と国政での選挙協力をすることで一致したこと、これが、9条の会や総がかり行動実行委員会などの市民運動が実現の力になったことから話を始めた。
そして、
2013年暮の特定秘密保護法強行採決以降の安倍政権の一連の戦争が出来る国へ向けての策動をユーモアを交えて解説し、これに反対する市民の声がなお多数であること、これに貢献した新しい市民側の動きとして

①若者が立ち上がった
女性が立ち上がっ
③地方が立ち上がった
④伝統的保守層も立ち上がった

と4点の新しい動
きが戦争法廃止への結集を実現しつつあるとまとめた。
そして、
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会が呼びかけている2000万署名をなんとしても成功させようと訴えた。

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